恋愛やセックスといったものから閉め出されていると感じている男の子たちを対象に、どうしたら彼女ができるか、恋愛と深く関連する「性行為」というものをどう考えるべきかといった難しい問題について、著者の体験も含め、ともに考えていこうというのが本書のテーマである。
冒頭、「恋愛は断わられることから始まる」と著者は語る。そもそも恋愛においてうまくいくこと自体が「イレギュラー」であり、うまくいかないのが「レギュラー」なのだと。なぜなら、男女の世界というものは異界で、わからないことだらけだからだ。でも、それがむしろ面白いのだと著者は語る。相手のことが自分のことのように何でもわかってしまってはつまらない。わからないからこそ、一緒にいてわかろうとする。その中で、わからないなりに精一杯相手を思いやったり、想像力を働かせたりするわけだ。
きっと、想像力というものは、私たちが思っているよりもずっと大切で、これから私たちが身につけていかなければいけないものなのだろう。そんなことを気づかされる一冊だ。(ししどこうすけ)



